Blismile

ダンサーのためのナチュラリゼーション・レッスンを東京、湘南で展開する「ブリスマイル」公式ブログ。

「いい加減、自立したくなったんです。」

先日初めていらした長くバレエを続けていらした方は、過去に二度ほど交通事故で脚や頸にダメージを受けられて、日常生活では何も問題がないけれどバレエで身体の感覚を研ぎ澄ませているときは、違和感を感じることがあると仰っていらっしゃいました。

顎もそのひとつで、痛いとか口が開かないという訳でも無いし、歯医者さんで診て戴いても問題は無いということだったけれど、やはりバレエの時などは何か違和感を覚えるとのことで、顎のワークにご関心を持って下さったのと、オステオパシーの治療も受けてきて治療に不満がある訳では無いけれど、「いい加減、自立したくなったんです。」と仰って、とても熱心にレッスンに取り組んで下さいました。

顎のワークでも、口の開き具合や背骨の動きだけでなく、例えばどんな風に左右の肘をついているのか、どんな風に上半身の重みを支えているのかを感じてみたり、そのコーディネーションを変えていくと口の開き方や顎が動いていく軌道、背骨の動きにも変化が生じるのを見出したりもしますし、それに気付くことで顎で感じていた違和感も顎という部分だけでなく、それ以外の様々な部分の働き合いの中で影響しあっているということがクリアに感じられたりもします。

また、代々木のスペースでは基本的に鏡は使いませんから、ご自分の感覚的には両肘を左右同じようについているようでも、実際は左肘の方が身体から離れていたりすることに気付くことによって、感覚と実際の間には案外誤差があるかもしれないという視点も生まれます。

「私、敏感なのです。」と仰っていらしたように、そうした感覚の違いにもとてもよく気付かれていたので、ナチュラリゼーションを通じてその敏感さをより活かせるようになっていかれるのではないかと感じました。

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その後、鶴川での仕事を終えて帰宅する頃はうっすらと雲がかかった月だったのですが、皆既月食が始まる頃にはスッキリ晴れ渡ってくれて、その様子を写真に撮ることができました。

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「欠ける」とは言っても、それは陰。
「見えなくても、そこに在る」ということを、むしろその暫しの時間から感じた晩でした。

 

さて、今日は和泉多摩川で小学生バレリーナさんのレッスン♪
お教室が変わって初めての発表会を来週末に控えているので、リラックスして気持ちよく本番に臨めるようレッスンしたいと思います。