Blismile

ダンサーのためのナチュラリゼーション・レッスンを東京、湘南で展開する「ブリスマイル」公式ブログ。

カタチは機能した結果

学んでいる方はご存知かと思いますが、バレエには基本となる足のポジションがあるように、手にもポジションがあります。
一般的には、その出来上がった理想的な「カタチ」を「教えられて知って(手本を見て)→真似る」というような流れで、その基本のポジションに出合っていくことが多いのではないかと思います。

けれども、それ以前にナチュラリゼーションを通じて「機能する手」を学ぶと、そのカタチは機能した結果であるということが非常によくわかります。

ポジションには名前がついていて、流派や先生によって呼び名が変わることもありますが、ベーシックなところでは以下の様に「下」「上」「前」といった方向性を表すフランス語(ア・ラ・セゴンド A la second=2番を除いて)になっています。

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そして基本の中でも、基本になるのが、
アン・バ En bas/ブラ・バ Bras basとも1st Positionとも呼ばれるこのポジションかと思います。(Bras basのBrasは腕という意味)

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The Classic Ballet: Basic Technique and Terminologyより

まつじゅん先生が手についての記事をUPして下さっていますが、その体幹と連動した「手」ができて、更に肘のワークによって自由になった撓尺関節・腕橈関節で、その繋がったアームスのターンアウトの働きが高くなっていくと、手や肘は自ずと「もう、そこしかない」というようなアン・バのポジション、カタチにおさまってきますし、その他のポジションも方向性が変わった応用であるということが感じられます。

jun-matsumoto.com

けれども、それまでの暮らしの中でそのように機能して使われていなかったり、スマホやパソコン、ゲーム、或いは手を使う様々な作業や仕事で偏って使われてきた手や肘は、動かされないことによっても、動かし過ぎて疲労していることによっても、そもそもそこが動くという感覚が無いということによっても、硬く不自由になって本来の機能を発揮することができない状態であるということが、非常に多いと感じています。

だからこそ、まずその邪魔しているものを解放し、日本人の身体性に馴染みやすいプロセスを辿りながら、機能する手を作ることから始めていきたいのです。

そして、そこから手のポジションに出合っていくとき、バレエの型は「型にはめる」ためでなく、「動きを自由にする」ためにあるということも、はっきりと体感できるのではないかと思うのです。

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