Blismile

ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

発達のプロセス

今日は、生まれてからつかまり立ちをする前までの赤ちゃんの発達のプロセスの一部を(かなりざっくりですが)、皆さんとご一緒に見ていきたいと思います。

 ※原始反射、姿勢反射/反応についてはここでは触れません。
 ※写真の数字は月齢ではありません。

 

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①泣く

産声をあげて泣く、それは赤ちゃんが肺呼吸をし始めた瞬間。
大きく口を開けて泣くためには、お腹の筋力も使います。

②③ネンネの時期~寝返りを始める頃

仰向けで寝ているネンネの時期、屈曲位だった(曲げていた)四肢を伸展させる(伸ばす)ことを学んだり、首がすわったり、注視・追視といった(ものを見たり、追う)目の機能なども少しずつ発達していきます。
また赤ちゃんは少しずつ身体の正中線(真ん中)を上下にも左右にも越えるということも学習していきます。

④⑤うつ伏せになる

うつ伏せで過ごす時間が増えてくると、肘や手でからだを支える力も次第についてきますし、身体を伸ばすための筋肉も発達していきます。⑤のような飛行機肢位(airplane position)をとったりもします。

⑥⑦ずりばい(creeping)

やがて、腹ばいのまま移動するということを学習します。最初は前に進めず後退りすることも。これは上から下へ、つまり下肢より上肢が先に発達するためです。
このずりばいの時期に身体をくねらせる動きや股関節の動きも発達していきます。ターンアウトのためにもとても大切な運動です。(爬虫類っぽい動きの時期ですね)
また、⑦の子の左足からはこの時期にも趾が使われ始めていることがお分かり頂けるかと思います。このとき靴下を履かせてしまっていると、充分に趾を使うという体験ができないかもしれません。

⑧はいはい(crowing)

床からお腹を離した四つ這いをとれるようになると、前後や側方に身体をゆするようなロッキング運動などもみられます。そして四つ這い位での移動、つまりはいはいを始めます。
肩甲骨や股関節の発達、体幹の安定性、体幹と四肢の動きの調和も育まれる大切な時期です。

⑨高ばい(bear walking)

膝を床から離して、手足で身体を支えながら移動する高ばいのプロセスでは、趾の動きや、股関節を伸ばす筋肉も発達していきます。

 

最後に、ナチュラリゼーションについて

ナチュラリゼーションは、この赤ちゃんの発達過程に準じながら、運動学習をやり直していくプログラムですが、ただ赤ちゃんの模倣をするだけでなく、赤ちゃんの時期を過ぎてしまった人でもナチュラルな動きを取り戻していけるよう、例えば硬くなった顎や手を解放したりといったように、ナチュラルな動きを妨げているものをそぎ落としもしながら、ワークが進められていきます。

そして、全身が調和した機能的な動きが自動化されていく=ナチュラルになっていくには、それにかける「時間」もまた大切な要素なのです。

 ナチュラリゼーションを学んでいる皆さんのプロセスを見ていても、私自身の体験からも、例えて言うなら「熟成」「ねかせる」ための時間、「準備が整う」ような瞬間というものがやはり個々にあって、時には停滞している様に感じられるような時期もあったりします。

でも、進めない時は戻ってみると、最初にやっていたときには見出せなかったことを見付けたりすることも多々あって、ただ直線的に進んでいくだけでなく「らせん」のように辿っていくことで(そこには模索も工夫も、アタマを柔らかくしていくことも必要だったりしますが)、ある時ポーンと越えられなかった壁を飛び越えるような瞬間がやはり訪れるのが面白く、そして「ヒトのからだも、自然が育んだプログラムもスゴイ!」と感動を覚えるところでもあります。

 

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