フラット

ずいぶんと昔になりますが

ポール・ド・ブラのムーブメントの方向によって

異なる母音を発声するようなイメージを持つということを

バレエの師からご指導いただいたことがあります。


当時はただ、腑に落ちるような印象を覚え

目からウロコ的な視点で

それを受け止めていたのですが

長い年月が経ち

その導きの簡潔な言葉の中の奥行きを

今の私として感じ

その言葉に対する考えを

更新したりもしています。


その時の「わかった」は

分かたれた表層の一面に過ぎない。

そのときの自分の成長段階に

見合った気付きでしかない。


ナチュラリゼーションを続けていると

そのように感じることが度々起こるから

わかる、わからない

できる、できないといったことに対して

フラットになっていくようにも思います。


ただ、どれだけ咀嚼に時間がかかっても

自分の記憶の引き出しに

残り続けるような言葉はきっと

本質的な何かをそこに必ず

孕んでいるものかもしれません。



Blismile

ダンスをもっと美しく、 もっとナチュラルに。 主にバレエや各種ダンスをなさる方を対象に、 ナチュラリゼーションをお伝えしている 「ブリスマイル」の公式ブログです。