
「胸郭と動き」を考えてみよう
2020年11月20日 (金)
今月の出張講座のテーマは
「胸郭と動き」でした。
自分の身体の一部ではあるけれど
果たしてどれだけ
その状態や動きが感じられているでしょうか。
骨格の図などを見て
おおよその形のイメージはあっても
その図のように対照的な形には
なっていないことが少なくないものです。
実際、ご自分の胸郭に触れてみてもらって
初めてその形状の違いや
呼吸の際の動き方の違いに気付かれた方も多かったですし
それが例えば歩行や階段を上る際に
片脚に立つ動きの際に
あるいはグリッサードのように横に移動する動きの中で
どう機能したり、していなかったりするかも
感じられたと思います。
あるいはアームスを動かす際の
肩甲骨の動きへの影響
プリエやパッセをするときの
股関節の動きへの影響なども
感じ比べてみていただきました。
硬くなっているところを緩める
ストレッチで伸ばす
その偏りを是正していくための対処法は
確かに色々とあり
もちろん、それもワークとして行ってはいきますが
なぜ、そのような形状や機能の違いになるのか
ということを明らかにして
呼吸も含めた日々の暮らしの中の小さな動きから
見直していかなければ
同じことの繰り返しになってしまうものだと思います。
そしてそのような視点も加わると
ナチュラリゼーションの手のワークや
這う動きの中で
それまで自分が何をしていたか
していなかったかが感じられたり
別様の動きの選択肢に出あえたりもするのです。
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