Blismile

ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。 主にバレエや各種ダンスをなさる方を対象に、ナチュラリゼーションをお伝えしている「ブリスマイル」の公式ブログです。

レッスンの中で行ってきた寝返り。

でも、その仰向けとうつ伏せを繰り返す基本的な寝返り以前にすら、自分が何をしていて、していないのか…

今月の出張講座では、体幹や目、頸の協調の普段は半ば無意識のうちに生じているパターンにフォーカスを向けていくワークを行いました。

 

上肢と下肢の動きをある程度封じたかたちで、背臥位と側臥位の間の体幹の回旋の動きを観察してみると、それまで気付かなかった協調の仕方の左右差や、動きにくさを肩代わりする緊張がどこに生じているのかを発見することもありますし、例えば目の動きのぎこちなさと頸(後頭下筋群)の硬さと、回旋運動の滑らかさがどの様に関わり合っているかが感じ取れたりしもます。

  

頸が緩んだ途端に視界が明るくなったと感じた方や、目や体幹の動きの滑らかさの左右差が解消して、左右同じ質の動きに整ったのを自覚した方もいました。

  

また、一連のワークを終えて立ち上がってみると、視界が広がった事を感じると同時に、それまでの見え方の偏りが姿勢や動きにどう関わっていたかを考えるきっかけにもなったと思います。

 

動きの学習のやり直しの過程では、ごく単純な動きの中でさえ、知らずにしていたこと、していなかったことに気付いて愕然とするようなこともありますし、自分の感覚を疑わざるを得ないような機会も少なくありません。

 

でも、自分の感覚を信じられることと疑うことは矛盾しているようでいて表裏一体、疑い続けているからこそ信じられもするものかもしれません。

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