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ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ゆっくり行く者は、健康にそして遠くまで行く。

すっかりご無沙汰してしまい、久しぶりの投稿となってしまいましたm(__)m

 

多分これだけ長くお休みを戴いたのは初めてですが、私事ながら、この9月前半はクロアチアとイタリアのウンブリア・トスカーナ地方をドライブ旅行して参りました。

 

フィレンツェにも、ほぼウッフィツィ美術館を見ることだけが目的で1日だけ立ち寄ったのですが、クロアチアでもスクラーディンやカシュテルという小さな街や、イタリアでもコルトーナやペルージャ、モンタルチーノという小さな街や村の豊かな自然や人の暖かさ、包容力に触れてとても心豊かな旅の時間を過ごすことができ、そのせいかフィレンツェ に行っても、すぐにウンブリアやトスカーナの長閑で自然豊かな風景の中に早く戻りたいと思ってしまいました。

 

クロアチア語にもイタリア語にも明るくはなく、イタリアではZTLという車両進入禁止区域にもドキドキしながら、小さな事件も色々ありの珍道中ではありましたが(笑)、それでも旅を創るプロセスから試行錯誤した時間を含めて、とても良い経験になりました。

レッスンのスケジュールの調整に快くご協力下さった生徒のみなさま、保護者のみなさまに、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

 

旅の写真はこちらに。

Amazon Photos

 

そんなこともあって、今月後半は密にレッスンの日々ですが、ここ2年弱月1回のレッスンとホームワークを続けてきた生徒さんの立ち姿に触れ、最初に彼女がいらした時の様子も思い浮かべながら、イタリアのことわざにあるという

Chi va piano va sano e va lontano.
ゆっくり行く者は、健康にそして遠くまで行く。

という言葉を思ったりもしました。

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子どもたちの成長の仕方は、本当に人それぞれですが、何か、その子にとって必要な学びが満たされると、そこからグンと成長するような時があります。

それまでどうしても響いていかなかったように見えていたことが、実は彼女の背景には届いていたんだと感じられるような瞬間です。

 

私にとって「待つこと」は苦ではありませんが、やはりご本人はもちろん親御さん、あるいは日頃バレエの指導に当たられている先生のまなざしが、それと響きあうご縁に恵まれていることを幸いに感じております。

 

 

正直な動き

キープスクエアは
バレエの基本ではありますが
ターンアウトしたい、或いはしなくちゃという意識から
案外、違うところを代償させてしまいがちです。

昨日の小学生さんのレッスンでは
その基本に正直に動くと
身体の感触や、アームスの感覚はどう変わるかということを
少し見直してみていただきました。

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その感触に正直に動いていくと
ターンアウトの甘さが表れはしましたが
それを誤魔化さずに動いていくことで
普段のバレエのレッスンの中でも更に
股関節からのターンアウトが育まれていくと思います^_^

 

タンジュのお写真は後ろ姿ですが
もし、これが踊りやレヴェランスだったら・・・
観客に伝えたいことが伝わるのはどちらでしょう?

 

自分の身体やその機能に正直な動きは
観る人にもまっすぐに届く様に感じています。

 

踊りが変わった

昨年9月からレッスンを始めた小学生さんのお母さまから、先週末のレッスンの後に以下のようなメールを戴きました😊

 

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そのレッスンの日にアームスつまり、手や腕や肩甲骨と背骨の関係性に彼女の中でハッと気付けたことがあったんですね。

 

それに気付いた時、「ピルエットも?」と尋ねてきたので、そうだよと話してためしにその場でクォーター(4分の1)回転で動きの感触を比べてもらいました。

 

大事なのは「ピルエットも?」と尋ねてきたそのこと自体で、尋ねたということは、もう彼女の中でダンスとワークで感じた感触とが結びつき始めている兆しがあるということだと感じたので、その違いを自分で検証してもらった訳です。

 

自分で立てた問いを、自分で確かめて、自分の答えを見つける。

 

その場で確かめたのはピルエットやグリッサードだけでしたが、もしかしたら他の動きもそうなのではないかと、彼女の問いが発展し始めているのではないかと思います。

 

だから、踊りが変わり始めた。

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そして同時に、これまでやってきた手や顎のワークの意味にも、彼女なりの広がりが生じ始めてきたようです。

まだまだ目覚め始めたばかりですが、ただ「下腹の引き上げ」に意識を向け、難儀していた10ヶ月前から比べると、身体や動きの捉え方にももっと全体的な視点が育ってきているのではないかと思います。

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近況をまとめて

火曜日は、このところお仕事等でグループレッスンに参加できない方がパーソナル・レッスンにいらして下さいました。

大学生~社会人とチアをなさっていて、膝に痛みが出たりしていたから、数年前にバレエを始めるまでは、もしかしたらもっと悪くしてしまうのではないかという不安もあったそうですが、バレエのレッスンの中でもニーイン・トゥアウトしない使い方を学び、ナチュラリゼーションも続けながら、当初の不安をよそに、むしろ膝の調子は良くなったと仰っていらっしゃいました。

 

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チアをしていた頃は筋肉をぎゅっと縮めたり、胸を張ったりして出していた安定感とは違う在り方を模索していらっしゃいましたが、今回発見なさった肋骨の感覚も、伸びやかな腔の居心地のヒントとなるのではないかと思います。

 

このところブログの更新が滞りがちでしたが(^^;)
(はてなから「そろそろ更新しませんか?」のメールが来ちゃいました^-^;)
このひと月は、3歳児さんや2歳児さんのレッスンもあったりして、新鮮な出会いも多く楽しいひと時を過ごさせて戴きました。

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高速ハイハイ、高速ずり這いを披露してくれた3歳児さん♪
遊び感覚で好きに動いてもらって、この頼もしい姿(^.^)

 

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小学生さんの寝返りやずり這いも少しずつ変化。

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感じているカラダと実際のカラダ

昨日の小学生さんのレッスンの中で、鏡を見ずに自分の感覚だけで頭からつま先までが真っすぐになるように横たわってみてもらいました。

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すると、最初は①の写真のようになりました。
その場ですぐに写真を見てもらうと、「アッ(^^;)」

自分の身体の各部が相対的にどのような位置関係にあるかという感覚と、実際の身体の状態とでは、このようにズレがあることもあります。

そのまま視覚に頼らず
彼女自身に修正してもらってから撮った写真が②と③です。

①ほどには反らなくなっていますが、左を下にした②と右を下にした③では、自身が感じる居心地も違います。

では、どうして違うのか?どこが違うのか?
そんなところを、この写真もヒントにしながら
身体を感じながら考えてみよう
というのが、今月の宿題です。

彼女がどんな発見をしてくるのか、
その発見はどんな風に発展していくのか
来月以降が楽しみです(^.^)

 

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起こっていることに気付く

誰しも左右対称にはなかなか使えないものですが、例えば軽度の側弯のある生徒さんが、バレエセミナー等でいつもより密にレッスンをしたり、より多くあるいは高くを求められ、また周りの雰囲気にも影響されて「頑張った」場合、左右対称に身体を使っていないかもしれないということに注意を向けておくことは、大切なことなのではないかと思います。

 

今はバレエのお稽古を大幅に減らしてナチュラリゼーションに取り組んでいるので、久しぶりの「バレエ漬け」な機会に尚の事張り切ってしまった面もあるかと思います(笑)(ソノキモチハヨ~クワカル^.^)

 

今月は、その緊張の左右差のコントラストがちょっと強まったところからレッスンがスタートし、敢えてその気付きを待つような時間も置きましたが、何かをいつもより頑張ろうとした際の自分の身体の使い方の傾向や、その後に起きる事(例えば動きにくさや、ちょっとした不快感も含めて)を改めて学ぶ機会にもなりました(^.^)

 

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左から3月終了時、4月開始時(あれあれ?)、2回目レッスン前後(ちょっと気付いてきたかな)

そして、この週末。(心地よいカラダおかえりなさいかな?^.^)
左がレッスン前、右がレッスン後です。

ここからまた、少しずつゆっくりと。

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親子レッスン2回目 ― じぶんの身体や変化を眺めてみよう

この1週間は小学生さんのレッスンが多く、春休み中はそれぞれバレエのセミナーに行ったり、家族旅行に行ったりと楽しい時間を過ごしたようでした。

今日は、双子のBoys君たちとお母様の親子レッスン。
2回目で緊張も解れてきてか、↓こんなお茶目な側面も覗かせてくれました(笑)
可愛い笑顔をお見せできないのが残念です(^.^)

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今は顎ワークが1番のテーマ、個人差はあっても二人ともそれぞれに、前回より少しずつ背骨の動きや、身体を支える肘や手に変化が感じられました。

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S君

f:id:blissfultouch:20180408182207j:plainR君

「普段、自分の後ろ姿を見ることは余り無いかと思うから、今回は撮ってみようか?」と撮影したのですが、ご本人たちも興味津々でしたので、写真を見ての次回の感想も楽しみです。

 

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「どうしたら良いか」というその問いを、もっと掘り下げてみる

ある中学生さんから、ストレッチに関しても色々な情報があって、どうしたら良いかわからないというようなお話がありました。

 

●「どうしたら良いか」というその問いを、もっと掘り下げてみる必要があるのではないかしら。

●そもそも、貴女の考える「ストレッチ」がどういうストレッチを指しているのか?何を目的としているのか?いつ行うのか?どの程度行うのか?

 

問いの立て方を見直すきっかけになればと、あえて私見は述べず上記のように問いに問い返してみました。

 

すると、その学生さんが疑問に思っていらしたのは

レッスン前長時間に渡る静的ストレッチで、
ウォーミングアップであるかのようにいつも行われていること

だということがクリアになりました。

 

幸い、今はダンサーのためのストレッチについて、国際ダンス医科学会(IADMS)の情報が公開されていたりもします。

www.iadms.org

英文ですが、そこには少なくとも、

ストレッチはウォームアップと同じではありません。ウォームアップの目的は、コアおよび筋肉組織の温度を上昇させることです。体温が上昇したという徴候は、皮膚に現れるわずかな汗です。
クラス前の時間は、柔軟性を高めるために使用すべきではありません。温かい筋肉はより伸縮性があり反応性があるので、筋肉が1〜2時間運動したとき、レッスンやリハーサルの後すぐにストレッチする方がはるかに優れています。

ということが明記されており、
そこからご自身の問いの答えを導き出していけばよいのではないでしょうか(^.^)

 

ウォーミングアップについても以下のような記事があります。
今はブラウザーの翻訳機能の精度もだいぶ良くなっているので、概要は掴めるかと。

www.iadms.org


その中学生さんに、それをお話したら
「英語の勉強にもなりますね!翻訳機能と一緒に自分でも辞書で調べてみようと思います。」
と、仰っていました(^.^)

 

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手を育てよう。基礎を築くための土台を、ナチュラリゼーションで育もう。

ロシアのバレエ学校では10歳頃に入学した生徒が最初の1年間に習うことは、立つことと、手を正確に使う事だけなのだということを、こちらの動画で拝見しました。

 

 

将来プロになるためにと身体の状態をチェックし選抜された生徒でさえ、1年かけるのです。それだけ大切なことなのですね。

その「バレエの手」を学ぶ以前に、手を開くことができなかったら…、肘や肩が硬くなっていたら、学ぶべきことが学べるでしょうか?

手や肘が硬くなっているお子さんはとても多いです。
指を一本ずつ動かすことができない子も、どこから動くのかを知らない子も。

日常的に使われている手や腕は、変えていくのに時間はかかりますが、肩が巻き込んでしまう、肘が落ちやすいなどポール・ド・ブラの悩みも顎や、手や、肘のワークを続けるとずいぶん楽になるのが感じられるはずです。


プロを目指す、目指さないに関わらず、健やかに踊っていくために基礎は大切なのではないでしょうか?

その基礎を築くための土台を、ナチュラリゼーションで育みましょう!

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贈り物

4月の土曜は学校行事が多いからと、当初は2回目のレッスンを5月に入れていらしたのが、親子で共にレッスンをする中、今お子さんの身体や動きがどういう感じで、何が必要であるか、色々とお考えになった面もあったりしたようで、4月上旬の日曜日に2回目のレッスンをすることになりました。

勧められてとか諭されてではなく、体験を共有したお母様自身がレッスン中やレッスン後のお子さんの様子を見る中で感じ取ったことから、自然と取り組み方も変わっていったりします。

 

以下のようなメッセージを戴きました。

親子一緒に学ぶという機会がなかなかないので、貴重なお時間でした。
子供たちが、新しいことにどのように向き合うのかを、見ることができ、やっぱりと思える面とこうなんだと気づかされる面があり、楽しませていただくと同時に勉強にもなりました。

 

息子たちもまだ持ち合わせているであろう、物事に対する柔軟性を信じて、見守っていきたいと思います。
目には見えず、本人達も気づかないところでなのかもしれませんが、身体のコーディネーションが整っていったら嬉しいです。
ナチュラリゼーションが2人への贈り物として届くことを願いつつ、取り組んで行きたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。

 その体験は、お母様の贈りものなのですね(^.^)

 

こういう風に取り組んで戴けたら良いなという理想はあっても、やはりそのように自発的に生じるものがあってはじめて、それぞれのサスティナブルな学習スタイルが形作られていくものかもしれません。

 

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そして、昨夜はナチュラリゼーションを続けてきた方から、このようなお言葉も戴きました。

ナチュラリゼーションには
成果はもちろん、確かにそしてたくさんありますが
何かそれを目的にしていないからこそ起きているようにも思うのです。
必死に探していないからこそ
時間はかかるけれど気持ちの良い届けられ方で手にする事ができているような・・・

楽しいこともわからないことも起きますし、綺麗な景色にもそうではない景色にも出合いますが
ナチュラリゼーションの旅は
それらすべてが尊い出合いとしてある爽やかな旅だと感じます。

 こちらの小学生さんも、ゴールがわかって取り組んできた訳では無いけれど、まさにそのような旅をしてきてほぼ1年半が経ちました。
そして、まだ旅の途中です。

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